コエンザイムQ10できるだけ長く元気でいたい
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コエンザイムQ10 細胞の元気の素当たり前ですが、私たちが生きていくためにはエネルギーが必要です。自動車ではエンジンがエネルギーを作り出しますが、細胞の中ではミトコンドリアと呼ばれる小器官がその働きをしています。1957年、ミトコンドリアの中にこれがないとうまくエネルギーが生産できないというオレンジ色の物質が発見されました。それがコエンザイムQ10です。
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コエンザイムQ10 体を錆びつかせないために魚や肉を冷蔵庫に入れずに放っておけば数時間で成分の脂質が酸化されにおいがつきます。私たちの体も同様に酸化されやすい脂質をたくさん持っています。 脂質の酸化を防ぐ抗酸化物質の代表は、皆さんよくご存知のビタミンEです。しかし、生体脂質の酸化を効果的に防ぐにはビタミンEだけでは不十分で、コエンザイムQ10が一緒にあることが重要であることが最近の研究で明らかになりました。 しかもコエンザイムQ10は、ミトコンドリアだけでなく、体のあらゆる場所に存在して抗酸化物質として働いています。
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加齢とともに減少するコエンザイムQ10コエンザイムQ10は細胞の元気の素であり、体を錆びつかせないためにも必要な大切な物質ですから、私たちは自らの体の中で合成しています。 しかし、多くの臓器のコエンザイムQ10濃度は20代をピークに減少していきます。ひとときも休まずに働いている心臓ですが、40代で30%、80代で50%以上ものコエンザイムQ10が失われます。 これは大変な問題です。これまでいろいろな老化の仮説が提唱されてきましたが、もはやコエンザイムQ10を無視することはできません。
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コエンザイムQ10 食事だけでは補えないコエンザイムQを必要としているのは私たちだけではありません。植物も動物も同じです。したがって、食物からもコエンザイムQ10を摂取することができます。しかし、せいぜい一日5-10mgといわれています。 もし、一日100mg必要となれば、毎日イワシ20匹、あるいは牛肉を3kg、あるいはブロッコリーを12kgも食べなくてはなりません。とうてい無理です。 ようやく日本でも2001年からサプリメントで摂取できるようになりました。世界中にコエンザイムQ10を供給しているのは日本の数社だけですが、やっと日本人の元気を支えられるようになったのです。
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コエンザイムQ10の効果ほとんど全ての細胞にミトコンドリアがあり、体中のあらゆるところにコエンザイムQ10があるのですから、サプリメントをとることにより実感できる効果はひとりひとりで違いがあります。 よく聞かれるのは、疲れにくくなった、元気はつらつになった、肌が美しくなった、二日酔いがなくなった、足のむくみがとれた、集中力が増した、頑張りがきくようになった、風邪を引かなくなった、歯ぐきがしっかりしたなどです。 コエンザイムQ10不足になる中年以降の人に強く実感されるようです。
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病気とコエンザイムQ10心臓のバイパス手術を予定している患者さんにコエンザイムQ10を一日300mg、一週間以上飲んでいただくと、確かに心臓にコエンザイムQ10がとりこまれ、そのミトコンドリアの機能が向上し、また術後の経過も良いので早く退院できるとの素晴らしいデータが報告されています。 またパーキンソン病初期の病状の進行を遅らせたとの報告もあります。コレステロールとコエンザイムQ10の生合成経路は途中まで同じであるため、コレステロール低下薬であるスタチンを飲むと、同時にコエンザイムQ10も減少することが確かめられています。 スタチンの副作用を抑えるために、コエンザイムQ10を一緒にとることが常識とならなければなりません。
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コエンザイムQ10にトップアスリートも注目筋力アップと運動による筋肉細胞の破壊を防ぐ上でコエンザイムQ10は有効と考えられます。実は多くのトップアスリートがひそかに愛用しています。 コエンザイムQ10をとることにより、疲れにくくなるので、長い間トレーニングできるようになり、自然と記録が伸びたり運動能力が向上するようです。
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コエンザイムQ10 とりかたと安全性コエンザイムQ10は水に溶けず、油に溶けやすい物質ですから、油分を含む栄養バランスのとれたしっかりした食事直後に摂取することが大切です。 空腹時では十分に吸収されず効果が半減してしまいます。もともと体の中にある物質ですからコエンザイムQ10に高い安全性が認められるのも当然でしょう。 心配があるとするならばコエンザイムQ10よりもカプセルの材質や一緒に含まれる成分の方でしょう。吸収性が高くより信頼できる製品が開発されることが望まれています。
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